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ペアローン離婚の状況

  • 年齢:夫(40代)×妻(40代)
  • 家族:子供がいた(中学生・小学生)
  • 住宅:一軒家
  • ローン残高:1000万~2000万円
  • 結論:売却した

離婚したのは結婚して15年目でした。子供2人の4人暮らしにはちょうど良い、3LDKのかなり広々としたガレージ付きの一軒家を購入し、9年後離婚にともなう売却をしました。3500万円で購入し、頭金や諸経費を現金で約800万円を妻が支払い、夫婦合算で2800万円の住宅ローンを債務者として9年間支払いました。持分は共有で夫3:妻1です。支払い残高は2000万円を少し下回っていました。離婚後半年は夫が支払い続けていました。賃貸物件にする事も考えましたがリフォーム代に高額な費用がかかるため、売却する事にしました。共有不動産があると将来的にも問題が起こることがお互いの意見で、お互いに納得して売却に出しました。都心に近く、ガレージ付きという所が思った以上に高い査定額になり、2500万円でした。早く売却したかったので2300万円で売り出し売却する事が出来ました。住宅ローンを売却金で完済して、売却にかかる諸経費を支払うと現金で110万円ほど残りましたが、妻が現金を出して購入したので全て妻のものになりました。

夫婦共同名義の住宅ローンを残して離婚する場合のアドバイス

売却する場合、支払残高が売却金額を下回る場合もあると思いますが、離婚後いつまでも共同名義での住宅ローンは、出来る事なら現金を足してでも完済して売却した方がきれいに清算できると思います。離婚してまで共同名義は何かとトラブルの原因になる可能性があります。再婚がからんでくると、二重ローンになってしまったりします。不動産や住宅ローン以外にも共同名義のものがあれば、きれいにしておくことが後に良かったと思えるはずです。