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ペアローン離婚の状況

  • 年齢:夫(30代)×妻(30代)
  • 家族:子供がいた(人数2人、幼児4歳 小学生(小1、7歳))
  • 住宅:マンション
  • ローン残高:2000万~3000万円
  • 結論:売却した

家は売却しました。購入価格よりは低価格で売却したのですが、お互いのローン残高(2500万)の合計金額よりは上回っていたので、
ローンは返済しました。共稼ぎでした。当時は売却価格でローン完済後残った金額(2000万程度)で新たに中古マンションを実家の近くに購入して
子供と3人で生活を始めました。元夫にはそれ以外に毎月養育費をもらっています。そして現在は再婚したので、当時住んでいた中古住宅も売却
しました。その中古住宅は駅近くで築年数も比較的浅い優良物件だったため、ほぼ購入金額で売却できました。
現在は元夫からの養育費を引き続きもらってはいます。手元には中古マンション売却資金が残っていますが、これは元夫の子供たちの大学までの
教育資金として蓄えてあります。

夫婦共同名義の住宅ローンを残して離婚する場合のアドバイス

私は運がよく、ローン名義の家を売却できました。ですが、それは建築後数年の戸建てであったことや、若い世代の流入が激しい新興住宅地であり
景気などにより地価下落をあまり受けない地域であったからうまくいったのかと思います。
ですので、離婚によって家を売却したほうがいいかどうかは、状況次第だと思います。
慰謝料や養育費との兼ね合いや子供の環境で、親権を持つほうが、子供と住み続けたほうがいいケースもあると思いますし、
離婚によって負債や損を追っても、今後は親1人で子供を養育しなければならない事情から、離婚前の住居には住み続けられないケース
もあると思います。
離婚を決断したときは、感情的にも精神的にもナーバスになっているため、すぐに婚姻前の夫との生活を断ち切りたい、今後一切
関わりたくないと考えてしまいますが、それはとても危険です。
まずは信頼できる親族(両親や兄弟)に相談、弁護士にも相談して決めるといいと思います。
あとできることは、離婚が決まりそうになったら、家の売却を見越して事前査定するなどの対策も必要かと思います。
数社、見積もりを取って、一番高く売却できそうなところに売る、離婚も家の売却も一大事ですから、
こうした時にこそ、冷静な目で物事を見つめる必要があうかと思います。